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【第22回JANSセミナー】
「激動する世界、変化する環境の中で研究者はどのように研究に向き合うか?」
現代はVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の高い最中にあります。この先、「私たちを取り巻く環境がどう変化していくのか」予測が難しく、さらに、様々な要素・要因が複雑に絡み合い、絶対的な解決方法を見いだすのが難しい中、看護科学においても 新たなビジョンと方策が必要です。
なかでも 自然環境と社会環境の変化は、レジリエンスの低下、資源の利用機会の低下、脅威に対する適応能力・対応能力の低下と相まって、あらゆる地域と集団、個人の健康に影響を及ぼします。特に、看護科学が支援の対象として重要視する脆弱(vulnerable)な状態にある人々は、環境の変化から大きな影響を受けます。
そこで、本セミナーでは、自然環境と社会環境の変化と健康との関係を大きく俯瞰し、「プラネタリー・ヘルス」、「格差の連鎖」、「社会正義」、「ウェルビーイング」、を共通のキーワードとして、重要な新しい概念の発展・普及に取り組んでいる研究者から最新の動向や研究成果についてご紹介いただきます。
本セミナーから、看護科学の新たな切り口を見つけ、皆さまの研究・教育活動の発展のヒントにしていただければ幸いです。
公益社団法人 日本看護科学学会
研究・学術推進委員会
委員長(2021~2022年度) 深堀 浩樹
タイトル
「激動する世界、変化する環境の中で研究者はどのように研究に向き合うか?」
申込期間
会員および看護学部生:2023年8月21日正午~11月16日予定
非会員(有料受講):2023年8月21日正午~11月16日予定
受講(配信)期間
2023年8月21日正午配信開始~11月20日配信終了予定
配信内容
司会
研究・学術推進委員会 委員(2021~2022年度)
小池 智子(慶應義塾大学)
武村 雪絵(東京大学医学部附属病院)
プロローグ
公益社団法人 日本看護科学学会
研究・学術推進委員会
委員長(2021~2022年度) 深堀 浩樹(慶應義塾大学)
講演1.気候変動と健康・看護
手島 恵
千葉大学大学院看護学研究院/ICN理事
2001年から千葉大学教授。2021年11月から国際看護師協会理事。
2015年に日本生命倫理学会の第27回年次大会長をつとめた。
2018年10月から国際看護師協会倫理綱領改訂委員に就任。同時期に協会看護職の倫理綱領改訂委員会委員長をつとめた。
2022年12月日本看護科学学会理事として看護倫理検討委員会で「SDGs×看護学×研究」の交流集会を企画・実施した。
2022年度から科学研究費補助金基盤(C)を得て、持続可能な開発目標(SDGs)の看護継続教育への普及促進と評価に取り組んでいる。
講演2.プラネタリーヘルスは何が新しいのか? ー⼈新世への処⽅箋ー
渡辺 知保
長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授,プラネタリーヘルス学環学環長
東京大・院・医学系・教授(人類生態学),国立環境研究所・理事長を経て、2021.4- 長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授、学長特別補佐。2022.10-現職。東京大学名誉教授。保健学博士。
日本健康学会・理事長(2017-2022)、環境科学会・会長(2021-2023)、 Soc.Human Ecology、 ex-3rd Vice President。 Future Earth、 General Assemblyメンバー。
専門分野:人類生態学、毒性学、持続可能性と健康。
講演3.研究事例
3-1 教育格差の実態
松岡 亮二
龍谷大学社会学部社会学科 准教授
ハワイ州立大学マノア校教育学部博士課程教育政策学専攻修了。東北大学大学院COEフェロー、早稲田大学准教授などを経て、2022年度より現職。東京大学社会科学研究所附属社会調査データアーカイブ研究センター・優秀論文賞(2018年度)や早稲田大学リサーチアワード「国際研究発信力」(2020年度)などを受賞。著書『教育格差(ちくま新書)』は、1年間に刊行された1500点以上の新書の中から中央公論新社主催「新書大賞2020」で3位に選出。2023年7月時点で16刷、電子版と合わせて6万8000部。(共)編著に、中村高康・松岡亮二編著(2021年)『現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門』(ミネルヴァ書房)など。
3-2 階層化する社会の家族と健康 家族内の暴力の連鎖をとらえる
キタ 幸子
東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 家族看護学分野・講師
2015年に東京大学大学院医学系研究科で博士学位を取得後、2015年~2022年まで同大学家族看護学分野の助教、国立成育医療研究センター研究所の研究員を経て、2022年4月から同大学家族看護学分野の講師に着任、現在に至っている。専門分野はパートナーからの暴力(Intimate partner violence、DV)、子ども虐待、トラウマリカバリー、家族の多重暴力(Family poly-victimization)、暴力の世代間連鎖などであり、暴力がない社会、暴力の当事者が健康回復できる社会を目指して研究を行っている。
ディスカッション 「激動する世界、変化する環境の中で研究者はどのように研究に向き合うか?」
エピローグ
公益社団法人 日本看護科学学会
研究・学術推進委員会
委員長(2021~2022年度) 深堀 浩樹(慶應義塾大学)
定員
人数制限なし
Web受講について
受講サイトURLとパスワードをメールでご案内いたします。
配信期間中は何度でも視聴できます。
参加費
会員: 無料
看護基礎教育課程(大学、短期大学、専門学校等)の学生: 無料
※大学院生等は、会員または非会員のいずれかでお申し込み下さい。
非会員: 2,000円
参加申込
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8/21正午より 学生 受講申込 ※無料
※学生証のアップロードが必要です。
注意事項
・一度納入された参加費の返金はできませんので、予めご了承ください。
・会員の方は、会員マイページのID・パスワードが必要になります。
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お問い合わせ先
* 申込等について
日本看護科学学会 事務所:office@jans.or.jp