科学研究費助成事業における大型研究獲得支援プロジェクト 募集について
科学研究費助成事業における大型研究獲得支援プロジェクト 募集要項
募集趣旨
日本看護科学学会(Japan Academy of Nursing Science: JANS)は、看護学の発展・知識の交流により、人々の健康と福祉に貢献することを目的として、研究活動の推進や若手研究者の育成及び支援といった事業を行っています。研究・学術推進委員会では2019-2020年度に、看護学の発展や政策提言、国際的な研究成果の増加、若手研究者の育成につながる大型研究の看護学領域での実現を目指した会員への支援活動を行いました。この活動では、研究・学術推進委員会で研究テーマを設定し、そのテーマに沿って科学研究費助成事業(科研費)の学術変革領域研究(A)に研究計画を申請する意思のある研究者を選定し支援を行いました。この活動により1件の申請を行っておりますが、採択には至っておらず支援活動は継続しております。
2021-2022年度は、この支援活動に加えた新たな試みとして、科研費の研究種目のなかで私たちが大型研究とみなした「特別推進研究」「学術変革領域研究(A)」「学術変革領域研究(B)」「基盤研究(S)」「基盤研究(A)」へ研究代表者として申請を予定している会員への支援を行います。
なお、当プロジェクトでは特定の研究テーマの設定は行いませんので、どのような研究テーマでも対象となります。
研究・学術推進委員会では、2019-2020年度の活動経験から、看護学の研究者が大型研究を準備していく上での課題や重要なポイントを徐々に理解してまいりました。当プロジェクトに参加いただく方には研究・学術推進委員会が得てきたこれらの経験知を共有し、多様な学問分野の研究者との共創と融合、社会課題の解決、若手研究者の育成につながる大型研究の獲得にともに取り組んでまいりたいと思います。看護学領域からの大型研究の獲得に向けて私たちと切磋琢磨してとりくんでくださる会員の皆さまのご応募を期待いたします。
日本看護科学学会 研究・学術推進委員会
委員長 深堀浩樹
支援内容
1)大型研究への申請経験のある学会内外の研究者による申請書作成に関する助言
2)コンサルティング会社による申請書レビューの活用
3)申請者の研究をブラッシュアップするための研究者の紹介などの研究チームの構築支援
4)当プロジェクトにより大型研究に申請する研究者同士の情報共有の機会の提供
当プロジェクトの募集概要
1)申請期間
令和3(2021)年12月17日- 令和4(2022)年1月31日
2)当プロジェクトの応募に必要な要件
(1) 日本看護科学学会の会員であるもの(役員・委員会委員であっても可)。
(2) 令和4(2022)年に行われる令和5年(2023年)の科研費の公募において「特別推進研究」「学術変革領域研究(A)」「学術変革領域研究(B)」「基盤研究(S)」「基盤研究(A)」の研究種目のいずれかの研究代表者として申請を行うことが可能なもの(現時点で公開されている、科学研究費助成事業 科研費 公募要領を十分に確認してください)。
(3) 上記の研究種目にて科研費に採択されなかった場合に3年間にわたり継続的に申請を行う意思を有するもの(注 大型研究の採択のためには複数回の申請が必要であると判断しているため。ただし申請者の状況の変化によりやむを得ず申請が行えなくなる場合には2年目あるいは3年目の辞退も認める)。
3)申請書類の提出
本プロジェクトの応募は専用の申請フォームより受け付けます。
文献リストをご作成の上で申請フォームにアップロードしてください(書式自由)。
なお、本申請書の項目の記述の一部は科研費の研究計画調書の記述内容を転載・引用しています。
※申請フォームへの入力前の下書きにはこちらのWordファイル(申請書(下書き用))をご活用ください。
4)審査方式
当プロジェクト対象者は、研究・学術推進委員会が、申請書をもとに学術的独自性・創造性、学術・社会への波及効果、研究方法の妥当性・研究の準備状況、研究遂行能力等を審査した後、理事会にて最終決定いたします。採否は申請者に直接通知いたします。
5)研究・学術推進委員会委員の遵守事項
研究・学術推進委員会委員は、本プロジェクトの過程で知り得た以下の情報について守秘を徹底いたします。申請者アイデアおよび未発表の研究成果を研究・学術推進委員会委員自身の利益のために利用いたしません。
6)採択予定件数
2件程度