日本看護科学学会

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委員会活動

ペルー / Republic of Peru - 異文化看護データベース

更新日時:2019年3月15日

言語

  • スペイン語(ペルー・スペイン語)
  • ケチュア語(1975年から)
  • アイマラ語(1980年から)

(Wikipedia ペルー)

民族

  • 先住民(47%)
  • 混血(40%)
  • 欧州系(12%)
  • 東洋系等(1%)

(Wikipedia ペルー)

宗教

  • ローマ・カトリックが89%
  • 福音派プロテスタントが6.7%

(Wikipedia ペルー)

食文化のタブーなど

  • セビッチェのように魚介類を豊富に使った料理が多い。
  • シエラではエクアドルやボリビアのように、クイと呼ばれる天竺鼠の一種を食べる習慣があり、アルパカの肉も食べられている。また、トウモロコシやジャガイモも良く食べられている。

(Wikipedia ペルー)

風俗、習慣、健康等

1.衛生事情

  1. 水道水は飲用に不適。
  2. 肉、魚介類、卵は鮮度に注意し、大型スーパーや信用のある店で購入する必要がある。

2.病気

  1. 高山病
  2. デング熱
  3. マラリア
  4. 黄熱
  5. その他の感染症等
    昆虫等の媒介によるものとしては、バルトネラ症(サシチョウバエ)、シャーガス病(サシガメ)等、経口感染によるものとしては、チフス、赤痢、A型肝炎、ジアルジア症、肝吸虫症等があり、また接触感染による眼病、寄生虫疾患、皮膚病等もある。狂犬病については、件数は少ないながらも報告されており、コウモリに噛まれたことによって発症したケースもある。

3.医療事情

日本や欧米諸国に比べると医療技術は高いとは言えず、外国への緊急移送が必要となる可能性がある。
(外務省 海外安全ホームページ)

妊娠・出産に関する風習

胎盤がなかなかでてこない時、ペルーでは産婦の舌に塩をのせることによって胎盤がでやすくなると言われている。因果関係があるのかは定かではないが実施されている。生地主義(出生地の国籍を子に与える立法、すなわち自国で生まれた子に自国の国籍の取得を認める事)をとる。
(Care The World 海外出産・子育て情報ネット 世界のお産)

育児に関する風習

  • 赤ちゃんはよくしゃっくりをするが、ペルーでは白い紙をおでこのところにつばでつけるとしゃっくりが止まるといわれている。
  • また、治安の悪いペルーの都市では、赤ちゃんをベビーカーに入れておくと誘拐されるといい、そのため、どこへ行くにも抱いていく。
  • リマの日本人小学生はファミコンばかりで遊んでいてなかなか外では遊ばない傾向にある様子。それは、治安が悪く、さらにはお母さんが自分で運転していろいろなところに連れて行くことができないかららしい。

(Care The World 海外出産・子育て情報ネット 世界の子育て)

終末期・葬式に関する風習

  • 喪家では通夜の後、葬列を組んで墓地に向かうが、そこに司祭者を招いて簡単な葬儀を営んだ後に、伝染病による死者を除いてはほとんどがその場で埋葬する。
  • 首都リマ最大の墓地は北東部10区にあり、新旧2ヶ所に分かれているが、旧墓地には歴代大統領をはじめ豪壮なものが多い。
  • 地方における葬儀は部族によって異なるが、山岳地帯に住む人々の間では通夜の弔問に駆け付けた女性たちが慟哭し、終夜遺体を見守る習慣がある。彼女たちがかぶる山岳帽は悪病や霊が入るのを防ぐ魔除けであることからあまり脱ごうとしない。帽子の色は部族によって異なる。
  • 北部地方では一般に服喪期間が長く、混血人種が最後のインカ人の死を悼んでいまも黒い服を着ている。

(「世界の葬式」松濤弘道著 1991年新潮選書発行)

予防接種

BCG:91
DTP1:94
DTP3:91
B型肝炎:91
Hib:91
麻疹:96
破傷風:85
ポリオ:91
(2011)(WHO)

合計特殊出生率

2.5 (2010) (WHO)

乳児死亡率(出生千対)

15 (2010)(WHO)

平均寿命

男:74 (2009)(WHO)
女:77 (2009)(WHO)

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