日本看護科学学会

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学会の概要

理事長の挨拶

更新日時:2019年7月18日

理事長 真田 弘美

 このたび2019年6月16日をもって公益社団法人日本看護科学学会理事長に就任いたしました。日本看護科学学会の基本理念の下、鎌倉やよい前理事長の事業を継承し、本会の発展に全力を尽くす所存でございますので、皆様方のご指導とご協力を賜りたくよろしくお願い申しあげます。

 さて、今期選出された理事会の特徴は、14名の理事のうち、9名が初任の理事で、そのうち4名が40代あるいは30代、3名が男性理事です。そして、監事は2名の最強のエキスパートの先生方です。

 つまり、会員が当期理事会に期待することは、若手研究者と男性研究者の活躍の場について、若手研究者の育つ立場とシニア研究者の育てる立場から検討し、それを提供できるシステムづくりとその一部の実践と理解いたしました。ただし、理事任期は2年間に限られておりますので、目標を2つに絞り込みたいと考えております。

本会は、特に学術的活動を推進する学会であることを鑑みると、

  1. Nursing Scienceを標榜する学会として前理事会の時から始めた看護ケアの開発・標準化を推進するためのガイドラインの発行と、現在の看護学研究に大きく不足している大型研究費を獲得するためのシステム構築を始めます。
  2. 若手研究者の論文数の増加とグローバル化を目指し、和文誌、英文誌の投稿規定や迅速査読方法の検討、研究助成、国外研修助成、学会発表時の表彰など、若手研究者の研究活動促進のために新しい方策を考えます。また、グローバル化を加速するために、本会学術集会での英語発表件数の増加、本会がホストとなっているWANS (World Academy of Nursing Science)との連携を深めます。これらは若手研究者活動推進計画答申として2019年度中にまとめます。さらに、今期中に代議員経験者に若手研究者育成の現状と課題についてアンケートを実施し、育てる立場のシニア研究者の貢献方法も併せて検討する予定です。

 実は、私の学会発表デビューは本学会の第2回学術集会(1982年)でした。先達から多くの質問を頂き、答えられない不甲斐なさもありましたが、確実に次の研究へのモチベーションとなりました。1982年の入会ですから私の会員番号は278です。現在9000人を超える学会員となり、あの頃と比べると隔世の感があります。発表以降37年間、私は本会をこよなく愛してきました。それは、この学会が常に新しい理論や方法論についての情報を提供してくれたからです。特に若い時代には、「今度の科学学会ではどんな新しい看護学が学べるのだろう」といつもワクワクしたことを覚えています。

 黎明期といわれた時代から看護学を牽引してきたこの歴史ある学会が、時代の要請に答えるべき新しい看護学の情報を発信することで、ワクワク感をもつことができる若手研究者を増やすことが私の夢です。

 最後になりますが、令和の日本がはじまり、Society 5.0時代という目まぐるしく世界が変わる情勢の中、看護学の発展をもって国民の健康と福祉に貢献するという本学会の基本理念を貫くために、

変化を恐れることなく、

変化を受け入れるだけでなく、

変化を起こす学会であり続けたいと思います。

2019年7月

 

 

 

 

 

 

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